AKB48中学英語に感心しきり
Taken with a Rolleiflex MiniDigi
先日発売された「フライングゲット」と一緒に、AKB48の大ファンである中学生の親戚の子のために買ってあげた「AKB48中学英語」。
権利関係とか手間暇&コストなんかを考えたら、どうせちょこちょこ写真が挿入されてる程度のものだろうと思ってたのですが、予想を上回る内容でちょっと感心してしまいました。
正直、ブームに乗って、畑違いのどこかの出版社が企画したやっつけ本だと思ってたので、
特に出版社とかも確認せず勢いだけで買ってしまったのですが、、、
予想外の内容に「えっ!」と思ってよく見たら学研さんでした。
す、すいません。
中身のご紹介
では、いつもながら強引にミニデジの写真を使ってざっくりとご紹介します。
ちなみに、全ての写真にモアレやらドットがあるのは、
メールで送ってもらった写真をPCのモニターで表示し、
それをミニデジで撮るということをしてるためです・・・
5人のメンバーが、それぞれ担当するコーナーがあります
一人だけにして!という人もいると思いますが(笑)、
単調にもならず、逆にごちゃごちゃもせず、
わかりやすい上に距離感を縮められて良いと思いました。
携帯メールでやりとりしてるかのような例文と一瞬直筆かと思った手書き風文字
わかりにくいですが、左に日本語、右にそれに対応する英語が書かれてます。
左側は携帯電話のメールを意識したデザインになっていて、
文章中に絵文字も入ってたりします。
一方、右側の英語部分は、一瞬、まさか直筆??と思わせるような
手書き風のフォントが使われています。
市販フォント???
それとも、MY FONT Lightみたいなので「大島優子フォント」作ったのかな??
先日の情熱大陸で桐谷美玲さんが書いてた「ゆるカワ文字」見てても思ったけど、
フォント作ったら微妙に売れそうです。
ついでに、Webフォントにして、AKB48メンバーのブログを全部直筆調にしたら面白そう。
いや、やるならそっちが先か。
手書き風の文字とか吹き出しコメントとかで親近感アップ
写真+吹き出しコメントは特に珍しくない方法ですが、
前述の携帯を意識したデザインとか手書き風文字も加わり、
親近感がアップアップです。
また、特徴的なフォントだと単語も結構覚えやすそうな気がします。
何でもかんでもそうすると、アルファベット自体を変に覚えそうでダメかも、ですけど。
AKB48にちなんだ(?)入試に出る重要動詞「48」なんてのも
「48」の妥当性はわかりませんが、こういうの好きです(笑)。
せっかくだから、メンバー一人一人と絡めたりしたら良いのかも。
連想記憶的な感じにできるかもしれないし。
でも、変動があるから難しいかな。
例文にはしばしば固有名詞が出てきます。例文に沿った画像もちゃんとあります
【左上】AKB’s concert tour started yesterday.
【右上】私たちはAKB48です。
彼女たちはチームKですか?
いいえ、ちがいます。彼女たちはチームAです。
【左下】Yuko and Atsuko ( am / are / is ) good friends.
Sashiko, You ( am / are / is ) late!
He ( am / are / is ) a fan of Koji-haru.
幾つか苦笑するような例文もありましたが、、、
AKB48が好きな人なら、とてもわかりやすいと思いました(これ重要です)。
写真の使い方は、記憶とか理解させるための実用的なもの、というより、
楽しく、とか、ファンサービス的な感じが強いのかな、という印象をうけますが、
写真がある分、やはり記憶はしやすいと思います。
とにもかくにも、AKB48をよく知らない人は、
自ずとAKB48の理解が深まることウケアイです(笑)。
なんて書くと、洗脳だとか批判する人も出てきそうですが、、、
そもそも興味がない人は買わないと思いますし、
英語の基礎的な内容なのでボキャブラリーも少ないですし、
学研さんに限って、とも思ってます。
それに、アイドルを使った教材は見たことがないですが、
しまじろうとかドラえもんとか、キャラクターを使った教材は他にもありますし、
個人的には、大まじめにとても良い教材(になり得るの)ではないかと思ってます。
だって、トムとかスージーとか言われても「知らねーよ」って感じですし(笑)、
知らないトムが何しようが何言おうが感情移入もしにくいし、
リアリティがないのであまりピンとこないですから。
リアリティとか好き(興味がある)とか、本当に大事だと思います。
よく、外国語を習得するにはその国の彼氏彼女を作るのが早いとか言いますし、
親の言うことはきかないけど、しまじろうの言うことは聞く、
みたいな噂も聞いたこともありますが(真偽不明)、
外国語に限らず、自分が好きな人とか興味があることに絡めることで理解が早くなりますし、
そうでなくても日常生活とかよく知ってることに絡めるだけでも変わりますので。
また、付属するCDではメンバー本人が(日本語部分を)喋っていたりもするそうですが、
携帯を意識したページデザインとか手書き風文字とかも含め、
すごくリアルなコミュニケーションを意識して作られているのがわかります。
このシリーズ、これからどう進化するのか非常に楽しみです。
利用者親子の感想とか注意点とか
ちょうど試験前に届いたらしいのですが、
「試験に出たよ!(本人)」
「細かいわけではないから、息抜きにちょうどいい感じかな(母親)」
だそうです。これだけです(笑)
面白がってくれれば、というのが第一だったので、
自分から感想等を求めていないだけなのですが、、、
学力の高い人とか、得意科目の勉強には適していないと思います。
そもそもそういう人は買わないと思いますが、、、
最後に一応注意点をまとめておきます。
- ハイレベルなお子さん向けではないと思います
- AKB48が好きだからと言ってお子さんに押しつけない
- いきなり机に置いて無言のプレッシャーをかけたりしない
- いくらAKB48のファンと言っても、推しメンがこの5人じゃないお子さんには効果が薄いかも
- AKB48が大好きで、グッズとか大事にする人は、書き込んだりできない可能性アリ
ちなみに、プロデューサーの秋元さんのメッセージも載っているのですが、
そこにはこんなことが書いてありました(一部抜粋引用)。
(略)人生には、今しかできないことがある。だから、今はそれを一生懸命やってほしい。そんな思いを込めて、AKB48のドリルがつくられました。
AKB48も、いきなりスターになったわけではありません。2005年10月30日にオーディションを受けて、12月8日に初ステージを踏んで以来、みなさんが1ページ1ページドリルをやるように、日々レッスンを積み重ねてきました。彼女たちも、今しかできないことを、5年、6年と積み上げて、今、ようやく夢をかなえつつあるのです。
このドリルを1ページやって、すぐにテストの点が上がるわけではありません。AKB48のメンバーが努力を続けてきたように、勉強も続けてなければ、テストの点も良くならないし、夢にも近づけないのです。だから、1ページ1ページ、こつこつと続けてみてください。(以下略)
自分もコツコツ頑張らなきゃと思いつつ、、、
こういう部分と中身がうまくリンクしたら
もっと良い教材になるのかなぁなんて思ったり。
それにしても、どれくらい売れてるのかなぁ・・・
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