izone550レビュー2〜撮影編1「写真検証(ミニデジとの比較付き)」
Taken with a Rolleiflex MiniDigi

「izone550レビュー1〜外観編」に引き続き、「撮影編」として、実際に撮影したカンジとか、写真そのもののレビューをお届けします。時間がないこともあって、、、家の中とか、家の近くとか、まずは屋内外の身近な風景から。
ちなみに、トップの(上の)写真は、izone 550で撮影しているところの影です。
厳密には、撮影しているのではなく、単に持ってるだけです。右手はミニデジ持ってるので…。
それでは早速レビューに移りたいと思いますが、
一応このブログは「MiniDigi Photo Life(ミニデジフォトライフ)」なので(笑)、
例によってミニデジと比較しながらしていきたいと思います。
izone 550レビュー2〜撮影編1「屋内外の身近な風景」(ミニデジとの比較つき)〜
比較撮影には三脚使ったりしていないので(ミニデジは三脚使えませんし)、ミニデジとizone 550では構図がズレいることが、というか、ズレてます(笑)。その点、あらかじめご了承ください。
また、オリジナルサイズの画像はFlickrで見られるようになっていますので、必要に応じて各画像下の「View on Flickr」をクリックしてご覧下さい。
写真だけをまとめてザクッと見たい方は、アルバム形式にまとめた「Rolleiflex MiniDigi vs Polaroid izone 550」をご覧いただくのがよいと思います。
※ミニデジは2004年リリースの旧バージョンです。AF5.0ではありません。
1.室内:リビング
朝と昼で意識して撮ってみたら、とても面白い結果が出ました。
こんなに光が違うんですね。
朝の自然光で
ミニデジの方が好みの描写ですが、izone 550の方が実際に近いと思います。
こんなに赤くはなかったと思うのですが。。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/4秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/115秒(f/3)
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/15秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/35秒(f/3)
午後の自然光で
こちらもミニデジの方が好みです。実際に近いのもミニデジです。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/5秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/12秒(f/3)
上記のizone 550の写真はホワイトバランス「オート」で撮影したものですが、参考までに、ホワイトバランスを左から「太陽光」「くもり」「白熱灯」「蛍光灯」にして撮影してみました。
続いて、同じ壁面ですが、より窓際で明るい場所を無理やり撮りました(笑)。意図的にテレビを消してモニターの黒い部分を多くして、コントラストがどう写るか試してみました。izone 550はミニデジに比べてメタリックなカンジになりました。ゼンゼンメタルではないんですが(笑)。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:0.3秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/18秒(f/3)
2.室内:廊下
次は暗いところでどうなるかを試しました。
昼間だったので、廊下を中心に撮ってみました。
廊下からリビングを(暗いところから明るいところを)
これは、izone 550のオート、もしくは太陽光設定が一番実際に近いカンジです。
好み的には特にどれというのもないですが、izone 550の蛍光灯設定はなかなか好きです。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/4秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/6秒(f/3)
廊下で(暗いところで)
なんか生々しい足ですが、、、こちらもそんなに大差ないです。
ミニデジはちと彩度が高いカンジですがそれほど不自然でもないです。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1.0秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/6秒(f/3)
3.室内:マクロ撮影(Vivitar クローズアップレンズをつけて)
今回は、VQ1005やVQ3007のように液晶モニターがないトイデジではないので、
Vivitar クローズアップレンズをつけてマクロ撮影もしてみました。
さすがizone 550はピンを合わせやすいです。
花(自然光の下で)
百合の花らしきを窓際に持ってきて自然光で撮影しましたが、直射日光ではなかったのでizone 550では暗く写りました。
なお、ボケ具合も見てみたかったので、花の雄しべの根元付近にピンがくるようにして撮ってみました。
ミニデジは1秒も露光しているので明るさはバッチリ、色も一番イイカンジです。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1.0秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/9秒(f/3)
醤油さし(白熱電球の下で)
ミニデジはのぞき込むように撮るのが難しいので(手ブレが激しくなるので)、
izone 550と結構アングルが違います。。
なお、醤油さしは東芝のホワイトランプ(白熱電球)の下で撮ったので、
フツーは見た目に近い赤みがかった描写になります。
ミニデジはかなり微妙ですが、、、izone 550はそうなってます。
トイカメラフリークの人にとっては、
ホワイトバランスは「味のある絵づくりのためのツール」になってしまいますが、、、
本来、実物に近い色にするための機能なワケです。
※「ホワイトバランス」というくらいですから、「白いもの」を「白く写す」ための補正機能です
で、今回の場合ですが、蛍光灯設定で撮ったものが一番実際に近い色になりました。。
見た目に近いのは、オート、太陽光、くもり、あたりです。
その中でどれが一番見た目に近いかと言うと、並べて比較できないので何とも言えないのですが、、、
おそらく太陽光かなぁというカンジです。
ミニデジの方は、ある意味トイデジらしい、ねむい写真になりました(笑)。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1.0秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/7秒(f/3)
参考:蛍光灯の下で
「izone550届く」の使い回しなのでミニデジの比較写真はないのですが、、、
自然光、白熱電球ときたので、最後に蛍光灯の下でのサンプルを載せておきます。
フローリングの色は蛍光灯設定の色が一番近いと思いますが、
izone 550のパッケージにある白い部分はかなり微妙です。。
4.屋外:朝・午後・夕方の空
今度は屋外です。身近なところで空です(笑)。
朝、午後、夕方で、状況によって順光、逆光で撮影してみました。
個人的に、空は、ミニデジがもっともステキな描写をする被写体の一つだと思っているので、
izone 550は分が悪いかなぁと思いつつ、逆に楽しみでもあったところです。
朝(やや逆光)
ミニデジはいつものように赤味が足りない描写ですが、izone 550も微妙な赤味です(笑)。
どちらが実際に近いと言えば、もちろんizone 550になります。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/9秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/70秒(f/3)
午後(やや順光)
次は午後のお日様のもとでどんなカンジがをテストしました。
まずは順光(寄り)での撮影です。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/4秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/320秒(f/7.4)
午後(やや逆光)
続いて逆光(寄り)での撮影です。
順光、逆光、どちらも、非常に微妙です(笑)。
個人的な好みは、全体的に午後の雰囲気が出ていて明るい描写のミニデジですが、
建物あたりはizone 550の方が正確。でも、空の色がミニデジに比べて好みではないです。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/12秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/950秒(f/7.4)
夕方(やや順光)
最後に夕方です。まずは順光(寄り)から。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:0.3秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/210秒(f/3)
空と雲だけ。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:0.3秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/260秒(f/3)
夕方(やや逆光)
そして逆光(寄り)で。
夕焼けの赤味が入った時は、明らかにizone 550の方が実際に近いですが、
そうでない場合はかなり独特の色味になります。
izone 550のこのへんの描写は結構好きです。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:0.3秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/65秒(f/7.4)
空と雲だけ。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:0.3秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/320秒(f/3)
5.屋外:逆光
カメラの性能を見る上で逆光での描写は外せない部分ではないかと思いますが、
ミニデジをはじめ、トイデジは楽しい描写をしてくれます(笑)。
izone 550もトリッキーな描写をするのかと思いましたが、
さすが「トイカメラ」という位置付けのデジタルカメラではないだけあって、
ミニデジとかに比べてかなりまともな描写(笑)をしてくれました。
それでいて、ミニデジ同様眩しい雰囲気をちゃんと(?)出してくれるので、
個人的には非常にうれしいです。
状況によりけりですが、フレアとかゴーストは嫌いじゃないですし、
少なくとも記録的な意味での撮影が多いトイデジに関しては、
天気が良いなら天気良いカンジに、日差しが強ければ日差しが強いカンジに、
その時の状況を描写してくれる方がうれしいので。
- 【Exifデータ】
- ・ミニデジ:1/9秒(f/2.8)
- ・izone 550:1/1050秒(f/7.4)
6.屋外:お散歩写真
空ばっかりでは大して参考にならないので、、、
少しですが散歩しながら撮った写真をご紹介します。
天気は曇りだし、被写体が地味で面白みはないのですが…
フルオートガチンコ勝負(笑)
以下の写真、izone 550は全てフルオートで撮影しています。
ミニデジはもちろんフルオートしかありません(笑)。
ミニデジにWBをいじって勝負を挑む(笑)
地味な写真ばかりが続くので、、、
参考までに、izone 550のホワイトバランスをいじった写真のみで
ミニデジと比較してみます。
地味な写真も「おおっ!?」というカンジに変わります(笑)。
好き嫌い抜きに、あくまでパッと見の印象ですが。
7.屋外:夜(明け方)
最後に、ミニデジの比較写真がないのですが、
夜(明け方)に撮影した写真をご紹介します。
フルオート撮影です。
izone 550は、Exifデータ上、シャッタースピードの最長1/6秒らしく、
ISOも100で固定なので、夜景とか暗いところは苦手です。
近距離ならフラッシュで多少はカバー出来そうですが…
※izone 550の取扱説明書には「1/500 sec ~ 1/8 sec」と記載されてます。
まずは夜(明け方)の空を街灯越しに。
空はうっすら明るく、雲なども肉眼では確認出来る状態だったのですが、
ご覧の通りそこまで描写出来ていません。
ちなみに、右上に見える点状の光は月です。
続いて、微妙に朝焼けの空を撮影。
朝日が昇る方角の空を撮影したので、
前述の写真と同じ時間帯でも空が少し明るかったのですが、
このくらいならイイカンジで「空を」写せます。
建物はこれが限界です。。
◇
本当は、操作レビューもまとめてやるつもりでしたが、
長くなってしまったのでひとまずここまでで終わりにします。
写真の方は、VQ1005、VQ3007との比較写真も撮影したので、
おいおいご紹介する予定です。
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