ローライフレックス ミニデジ AF5.0と前機種ミニデジとの仕様比較

Taken with a PC Capture

【写真】ローライフレックス ミニデジ AF5.0と前機種ミニデジ

ローライフレックス ミニデジ AF5.0、2月25日に新発売」で、駒村商会のプレスリリースを見ながら、主な特長を挙げて見ましたが、仕様を見たら「前機種ミニデジ」との細かい違いが結構ありそうだったので、「ローライフレックス ミニデジ AF5.0」と「前機種ミニデジ」の仕様比較表を作ってみました。

ローライフレックス ミニデジ AF5.0と前機種ミニデジとの仕様比較

製品名 Rolleiflex MiniDigi AF5.0 Rolleiflex MiniDigi
外観 (プレス用写真から) 【写真】ローライフレックス ミニデジ AF5.0 【写真】ローライフレックス ミニデジ(前機種)
カメラタイプ 5メガピクセルデジタルカメラ 3.1メガピクセル
イメージセンサー 3メガ AF モジュール 2メガ CMOSセンサー
画像サイズ 2304 x 2304 ピクセル (高解像度/画像補間)
1536 x 1536 ピクセル (標準解像度)
768 x 768 ピクセル (低解像度)
1760×1760ピクセル (高解像度/画像補間)
1200×1200ピクセル (標準解像度)
640×640 ピクセル (低解像度
付属カードでの予測記録枚数* miniSDカード (256MB)
・高解像度/画像補間 : 約250枚
・標準解像度 : 約430枚
・低解像度 : 約1300枚
MMCカード (32MB)
・高解像度/画像補間 : 約80枚
・標準解像度 : 約120枚
・低解像度 : 約480枚
連続撮影時間** 約2時間 (CR2 リチウム電池1本) 約2時間 (CR2 リチウム電池1本)
モニター TFT 1.1インチカラーモニター 0.9インチカラーLCD
記憶メディア miniSDカード SD/MMCカード
画像フォーマット JPEG JPEG
レンズ 4.9mm F2.8 ,1群3枚構成 F2.8 9mm ,5枚構成 固定焦点
被写界深度 10 cm〜無限遠 0.7m〜無限遠
シャッタースピード 1/15〜1/2500 (電気式) 1/15〜1/4000秒
露出調整 オート オート
ホワイトバランス オート オート
オートパワーオフ 無操作状態で60秒後にOFF 無操作状態で60秒後にOFF
電源 CR2 リチウム電池1本 CR2 リチウム電池1本
寸法 W49×H73×D45mm W49×H73×D45mm
重量 100g (電池込み) 100g (電池込み)
カラー ・ブラック
・レッド
ブラック
(限定モデルとしてレッドあり)
付属品 ・本革製ストラップ
・miniSDカード (256MB)
・CR2電池1本
・専用ストラップ
・MMCカード (32MB)
・CR2電池1本
希望小売価格(税別) 41,000円 39,800円

上の方から順番に見ながら、個人的に気になった部分をピックアップしていきます。

外観&寸法&重量

プレス用の写真で見る限り、外観、寸法、重量共にほぼ同じようです。

「ほぼ」と書いたのは、非常に細かいことですが、よく見るとレンズ部分が微妙に違うからです(「ローライフレックス ミニデジ AF5.0、2月25日に新発売」参照)。

実際には微妙に重量も違うと思いますが、、、そんなことはどうでもよく、気に入っている外観が維持されている点が嬉しいところです。

記憶メディア&付属カードでの予測記録枚数

まず、記憶メディアが「miniSDカード」に代わりました。個人的にはどうでもいいかなぁという部分ですが、ごく個人的な感想を述べるとすれば、使わなくなった「miniSDカード」が転用出来るのが有り難い(笑)。

また、標準で256MBの「miniSDカード」が付属されることで、撮影枚数が格段に増えています。全ての解像度モードで高解像度になったワケなので、その分容量が必要になると思いますし必要なスペックアップだと思います。

ちなみに自分の場合、前機種ミニデジでは、実は付属の32MBのMMCカードしか使ってません。。別にカードがないワケでも、買えないワケでもないのですが、、、「標準解像度モード(1200×1200ピクセル)」で撮影しているので余裕なんです。

ここまで書きながら気付きましたが、、、使わなくなった「miniSDカード」を転用できると思ったものの、後継ミニデジ(ミニデジAF5.0)を購入したとして、「標準解像度モード(1536×1536ピクセル)」で約430枚も撮影出来るワケですから、やっぱり付属のカードしか使わないかもしれません。。

連続撮影時間

オートフォーカス搭載になったので微妙に電池を食う気がしていますが、公表されているスペック的には変わらないみたいです。

実際にどうだかわかりませんが、嬉しいところです。

被写界深度

最短撮影距離が10cm!

これはかなり嬉しいです。でも、ミニデジのゆるい描写はピントの甘さも一役買っているので、、、微妙な部分もあります。。

シャッタースピード

前機種ミニデジでは「1/15〜1/4000秒」だったのが、後継ミニデジ(ミニデジAF5.0)では「1/15〜1/2500 (電気式)」になっており、根本的な構造が変わったようなので単純比較するのはナンセンスだと思いますが、単純に数字を比較する限りでは、唯一のスペックダウンな部分です。

ただ、別にスポーツ写真を撮るワケでもないですし、通常の撮影において特にスペックダウンを感じることはないと思われます。

前機種ミニデジでは、シャッタースピード云々の前に、シャッターを切っている感覚がないですし(昼でも夜でも固まって撮影してます(笑))。。

ちなみに、シャッターを切る感覚とか、画像を保存するタイミングとか、前機種ミニデジでわかりづらかった部分がかなり改善されるようです。

早速出来ていた、後継ミニデジ(ミニデジAF5.0)のオフィシャルサイト内の「MiniDigiAF5.0 製品仕様/価格」を見る限り、

  1. シャッターを切る
     ↓
  2. 「FOCUSING(ピント調整中)」表示
     ↓
  3. 「CAPUTURING(画像取り込み中)」表示
     ↓
  4. 「SAVING(保存中)」表示

という4段階のうち、FOCUSING(ピント調整中)からSAVING(保存中)までを、TFTモニターに表示してくれるようになっています。
※余談ですが、「CAPUTURING」は「CAPTURING」の間違いではなかろうか…

【図解】ローライフレックス ミニデジ AF5.0でシャッターを切ってから画像データを保存するまでの流れ

ちなみに、前機種ミニデジでは、

  1. シャッターを切る
     ↓
  2. 暗転
     ↓
  3. 「BUSY(使用中)」表示

だけだったので、動いて良いタイミングがわかりませんでした。。

※よくよく見たら、暗転の時間が撮影状況によって違う(イコール、一般的なカメラ同様それが撮影処理中であろう)ことがわかりました。。

【図解】ローライフレックス ミニデジでシャッターを切ってから画像データを保存するまでの流れ

まぁ、そのお陰もあって(笑)、ゆがんだ写真が撮れたり、意図しない手ブレが起きたり、ポジティブに言えば(笑)、トイカメラらしい(?)予測不能な面白い写真が撮れたりするワケなのですが…

電源

これは比較ではないんですが、、、後継機種では是非、と思っていた部分で、惜しくも(?)変更がなかった箇所。

やっぱり後継ミニデジ(ミニデジAF5.0)でも、電源は「CR2リチウム電池」でした。

こまめに電源をオフにすれば結構持つのですが(仕様上では約2時間持つとあります)、やっぱり充電式の電池が使えるようにして欲しかったです。

と言っても、ミニデジのサイズを考えると、やっぱり厳しいのかなぁと。ミニデジに期待するより、SANYOとかどっかのメーカーで、CR2型の充電池を作ってくれるのを待つ方が早いのかも。。

まとめ

と、いうワケで、嬉しい改善が幾つかあったり、見た目はほぼ同じでも、前機種ミニデジとは大分違うカメラになってそうです。楽しみです。

まぁしかし。とにかく早く実機で撮影した写真を見たいところです。全てはそれから、という感じですので。。


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