ミニデジ・VQ1005・VQ3007仕様比較とまとめ

Taken with a Canon EOS 5D

【写真】ローライフレックス ミニデジとビスタクエスト VQ1005、ビスタクエストVQ3007を床に並べて撮影。
VQ3007, VQ1005, MiniDigi [ View on Flickr ]

ミニデジ・VQ1005・VQ3007比較1〜室内&朝の風景編」「ミニデジ・VQ1005・VQ3007比較2〜いざ、浅草ほおずき市編」「ミニデジ・VQ1005・VQ3007写真比較3〜みなとみらい21編」と、3度に渡ってお届けしてきたミニデジ・VQ1005・VQ3007の写真比較ですが、最後、かわかりませんが(笑)、とにかく仕様などの比較をしてまとめたいと思います。

三者三様のトイデジですので、いろんな角度から比較検討していただきたいと思いますので。もちろん、オススメはミニデジなんですが(笑)。

1.ミニデジ・VQ1005・VQ3007主要な仕様の比較

ちなみに、繰り返しになりますが、

  1. ミニデジは2004年リリースの旧バージョンです。AF5.0ではありません
  2. VQ1005は2006年リリースの旧バージョンです。2008年8月時点で普通に購入できるVQ1005とは別物です。

この2点を前提にご覧下さい。

製品名 Rolleiflex MiniDigi VistaQuest VQ1005 VistaQuest VQ3007
リリース年 2004年(※生産終了) 2006年(※生産終了) 2008年
外観 【写真】ローライフレックス ミニデジ(前機種) 【写真】ビスタクエスト VQ1005(2006年モデル) 【写真】ビスタクエスト VQ3007
寸法 W49mm×H73mm×D45mm W60mm×H38mm×D20mm W65mm×H63mm×D30mm
重量 100g (電池込み)。

と、記載されているが、もう少し軽いような。

85g (電池込み)。

と、記載されているが、たぶん80g以下。

250g。

と、記載されているが、、、体感的にはVQ1005と同程度。

カラー 【写真】ローライフレックス ミニデジ(ブラック)【写真】ローライフレックス ミニデジ(レッド)
ブラック/レッド(限定)
【写真】ビスタクエスト VQ1005(ブラック)【写真】ビスタクエスト VQ1005(レッド)【写真】ビスタクエスト VQ1005(ピンク)【写真】ビスタクエスト VQ1005(ブルー)
ブラック/レッド/ピンク/ブルー
【写真】ビスタクエスト VQ3007(ブルー)【写真】ビスタクエスト VQ3007(ピンク)
ブルー/ピンク
付属品 ・マニュアル(7カ国語対応)
・専用ストラップ
・MMCカード (32MB)
・CR2電池1本
・マニュアル(英語のみ)
・USB1.1ケーブル
・1.5V 単4アルカリ電池1本
・CD-ROM(ドライバとPDFのマニュアルが含まれる)
・マニュアル(英語のみ)
・USB1.1ケーブル
・1.5V 単4アルカリ電池1本
・CD-ROM(ドライバとPDFのマニュアルが含まれる)
希望小売価格 39,800円(税込28,350円) 不明 不明
購入価格と国内の相場 ・購入価格:28,350円(税込)
・相場:28,300円〜49,800円
   (2008年8月時)
・推定最安価格:28,300円
   (2008年8月時)

※既に生産終了していますが、まだ新品の購入が可能です(2008年8月時)

・購入価格:4,680円(税込)
・相場:15,000〜16,000円
   (2008年7月時)
・推定最安価格:4,680円
   (2008年3月時)

※既に生産終了しており、普通の店舗では購入不可。価格は高騰し、極めて入手困難です。7月まではヤフオクで見かけましたが今月は見ていません。(2008年8月時)

※2006年版の旧VQ1005のような写真が撮れる製品(VQ1015)を開発中らしく、早ければ9月中に発売されそうです。旧VQ1005よりトンネル効果が顕著になっているような気がしてイイカンジです。かなり売れると思いますが、旧VQ1005より値段はちょっと高くなるんじゃないでしょうか。

・購入価格:6,825円(税込)
・相場:6,825円
   (2008年8月時)
・推定最安価格:4,980円
   (2008年4月時)
カメラタイプ 3.1メガピクセル デジタルカメラ 1.3 メガピクセルデジタルカメラ 3メガピクセルデジタルカメラ
イメージセンサー 2メガ CMOSセンサー 1.3メガピクセル CMOSセンサー 3メガピクセル CMOSセンサー
画像サイズ ・高解像度 (画像補間):
 1760×1760ピクセル
・標準解像度:
 1200×1200ピクセル
・低解像度:
 640×640ピクセル
・高解像度:
 1600×1200ピクセル
・標準解像度:
 1280×1024ピクセル
・低解像度:
 640×480ピクセル
・高解像度:
 2304×1728ピクセル
・標準解像度:
 2048×1536ピクセル
・低解像度:
 640×480ピクセル
記録メディア MMCカード/SDカード

※32MBのMMCカード1枚付属

内蔵4MB SD RAM/SDカード

※SDカードは付属しない
※マニュアルには4MBと記載がありますが、パッケージには8MBと記載(笑)

内蔵32MB Flashメモリー/SDカード

※SDカードは付属しない

付属メディアでの予測記録枚数 MMCカード (32MB)

・高解像度 (画像補間) : 約80枚
・標準解像度 : 約120枚
・低解像度 : 約480枚

内蔵4MB SD RAM

・高解像度 : 約18枚
・標準解像度 : 約24枚
・低解像度 : 約74枚

内蔵32MB Flashメモリー

・高解像度 : 約11枚
・標準解像度 : 約14枚
・低解像度 : 約168枚

バッテリー CR2 リチウム電池1本

※同スペックの電池1本付属

1.5V 単4アルカリ電池1本

※同スペックの電池1本付属

1.5V 単4アルカリ電池1本

※同スペックの電池1本付属

通常バッテリーでの連続撮影時間 約2時間 記載ナシ 記載ナシ
実証もしくは体感的な連続撮影時間(枚数) 【通常のCR2電池の場合】
こまめに電源を切りながら撮影すれば、連続使用で120枚程度は撮影可能です。

【充電池(LISUN社製)の場合】
未検証ですが、こまめに電源を切りながら撮影しても70枚程度な感じで、通常の電池に比べて持ちは悪いと思います。

【通常のアルカリ電池の場合】
使ったことがないので不明。。

【充電池(eneloop)の場合】
意識して使ってこなかったのでハッキリしたことは言えませんが、、、連続使用で最低30〜40枚程度は撮れると思います。

【通常のアルカリ電池の場合】
使い切るまで使ったことがないので不明。。

【充電池の場合(eneloop)】
12枚程度で電池残量不足の警告が出るようになります。電源を入れ直せば撮影できることがわかりましたが、その後何枚撮れるかは未検証です。。20枚は撮れます。

モニター 0.9インチカラーLCD 白黒 LCD 白黒 LCD
画像フォーマット JPEG JPEG JPEG
レンズ F2.8 9mm ,5枚構成 固定焦点

※Exifで見るとF2.6

F2.8 9.6mm ,固定焦点 F3.0 8.4mm ,固定焦点

※WebやExifで見るとF2.8

撮影距離 0.7m〜無限遠 0.9m〜無限遠 1m〜無限遠
シャッタースピード 1/15〜1/4000秒

※Exif上では1.0〜1/10000秒まで確認

1/15〜1/1500秒

※Exif上では1/5〜1/2900秒まで確認

1/15〜1/1500秒

※Exif上では1/5〜1/3200秒まで確認

露出調整 オート オート オート
ホワイトバランス オート オート オート
オートパワーオフ 無操作状態で60秒後にOFF

※自分で計測しても60秒でした

無操作状態で60秒後にOFF

※自分で計測しても60秒でした

無操作状態で60秒後にOFF

※自分で計測したら120秒でした

撮影機能 ・特になし ・動画撮影:
 320×240ピクセル、最大40秒or2.4MBまで
・セルフタイマー:
 10秒のカウントダウン
・連写(3枚):
 640×480/1280×1024ピクセルのみ
・PCカメラ:
 320×240
・動画撮影:
 320×240ピクセル
・セルフタイマー:
 10秒のカウントダウン
・連写(3枚):
 640×480/2048×1536ピクセルのみ
・PCカメラ:
 320×240/640×480ピクセル

2.ミニデジ・VQ1005・VQ3007それぞれの私的評価

続いて、仕様の比較ではなく、自分で実際に使ってみて感じた部分をふまえて、ミニデジ・VQ1005・VQ3007それぞれのオススメポイントや、良いトコロ、悪いトコロなどをまとめてみました。

描写自体は、これまで数回に渡って比較してきたのでそれを見てもらうとして、それ以外の部分を中心にまとめてあります。

三者三様、それぞれに良いトコロ悪いトコロがありますので、いろいろな角度から比較して自分に合ったトイデジ選びが出来ればいいなと思います。まぁ、個人的にはミニデジがオススメなんですが(笑)。

製品名 Rolleiflex MiniDigi VistaQuest VQ1005 VistaQuest VQ3007
私的オススメポイント なんと言ってもオシャレ!で持ち歩くこと自体が楽しく、そして楽しみながら撮れることです。

自分的には、LOMOとかHOLGAのようなトイカメラのような描写を楽しみつつ、どこにでも持ち歩き、日常の記録的な意味も含めて気軽にスナップしたかったのですが、ミニデジは、まさにその希望に一番沿ったトイデジなのです。

首からぶら下げられるので荷物にならないですし、首からぶら下げても観光客には見られません(笑)。そして、記録的な意味での写真を考えると、何でも実際とかけ離れた同じトーンに写るカメラは向いていないのです。ミニデジも描写にクセはありますが、晴れの日は晴れたカンジになりますし、その時の雰囲気を残しつつ独特の描写をしてくれるのがよいです。

そんなワケで、自分はほとんどの場合、どこに行くにも首からぶら下げてますが、知り合いはもちろんのこと、知らない人から声をかけられることもしばしばです。だから持ち歩くのがますます楽しくなりますし、持ち歩けば自然と写真も撮ります。ピュアに写真を撮ることを楽しみながら、ファッションアイテム、コミュニケーションツールとしても使えてしまうミニデジ。

トイカメラのような写真を楽しみたい人はもちろん、オシャレな人なんかにオススメです。これがオシャレと感じない方にはオシャレ云々は意味ナシですが…。

なんと言っても、誰でも気軽にLOMOとかHOLGAのようなトイカメラ独特のテイストを楽しめることです。

仕様が変わってしまい、今は気軽に買うことが出来ませんが、いちいちPhotoshopなどの画像処理ソフトを使わず、トイカメラ独特のテイストをデジタルカメラで楽しめるのは素晴らしいです。(真の意味での)後継のVQ1015の価格が気になりますが、あまり変わらない価格であれば、写真自体を楽しめるとてもよいデジタルトイカメラだと思います。

実際、仕様が変わる前には幾つものVQ1005を買って(自分も2つ持ってますが)、一つは通常使用、一つはマクロモードにして楽しんだり、友達にプレゼントしたり、という人がたくさんいました。これは、一番安い上に、もっともトイカメラ独特のテイストを出せるVQ1005ならではのことです。ミニデジではとても出来ません。。

また、これで写真にハマった人を何人か知ってますが、誰でも撮れちゃうので、写真を撮ることが楽しくなります。一番小さいので、持ち歩くのも楽です。安いのでそんなに気を遣う必要もないですし(なかったですし)(笑)。

LOMOとかHOLGAのようなトイカメラ独特のテイストを気軽に楽しみたい方、ああいうテイストで作品作りをしたい方には、とにかくVQ1005がオススメです。

なんと言っても独特の色とデザイン。

全くの私的見解ですが、VQ3007は若い女性やお子様向けによいのではと思ってます。軽いしカワイイ色とデザインですから。だからヤローの自分にはキツいのですが(笑)、携帯のようにデコレーションして楽しむ、なんてことも、VQ3007なら違和感なく出来ると思います。ストラップとかも工夫すればファッションアイテムとしても楽しめるんじゃないでしょうか。FlickrでVQ3007ユーザーを見ると台湾の方を見かけるのですが、学生っぽい男女ですし。

もちろん、トイカメラ的な描写も楽しめるので、それだけを楽しむのもアリアリです。旧VQ1005に比べて淡泊な描写になってしまいましたが、逆に言えばクセが減った分、ミニデジのように、普通のカメラ的に記録(記念)写真を撮るのには向いていると思いますし、この描写がキライでなければメインのトイデジとしてフツーに使えます。個人的にVQ3007の描写も味があると思いますので。

また、機能的にはVQ1005とほぼ同じなのでVQ3007だけのことではないですが、、、セルフタイマーや動画撮影も出来ますので、トイカメラ的な描写プラスアルファのフツーのコンデジ的な機能も欲しい方にはよいと思います。

トイカメラ的な描写を楽しみつつ、フツーのカメラのような機能やファッション性を求める人にオススメです。デコ電みたいなのがキライな人にはファッション性もクソもありませんが(笑)。

他のトイデジに比べてGoodな点 ・不安定だが独特の描写
・持ち歩きやすい(首からぶら下げられるしオシャレなので)
・オシャレ(ファッションアイテムとして使える)
・遊び心のある仕様
・普通の人にも自慢できる
・注目されやすい
・自然に写真を撮りやすい
・構図を確認して撮れる
・スクエアフォーマット
・モニターで撮影した画像を確認したり、確認しながら削除することが出来る
・国産
・サポートがある
・トイカメラらしい描写
・描写が安定している
・本体価格が安い(今は高いが…)
・維持費も安い
・マクロモードがある
・セルフタイマーがついている
・音声なしだが動画が撮れる
・PCカメラになる
・あまり使えないが内蔵メモリに記録できる
・USBケーブルが付いているので、カードリーダーがなくてもすぐに使える
・改造しやすい(情報も多い)
・印象的なデザインと色
・セルフタイマーがついている
・音声なしだが動画が撮れる
・PCカメラになる
・あまり使えないが内蔵メモリに記録できる
・USBケーブルが付いているので、カードリーダーがなくてもすぐに使える
他のトイデジに比べてBadな点 ・本体価格が高い
・CR2電池が高い(維持費が高い)
・充電池は使えるが、eneloop(エネループ)のように国産メーカーから出ていない(実用出来ているが不安はある)
・カードリーダーがないとPCに取り込めない
・描写が不安定で、かなりショボい描写をすることがある(AF5.0では安定しているっぽい)
・作りがチープ
・カメラらしくないデザイン
・構図をしっかり決めて撮れない
・撮影〜記録までのタイミングがわかりづらい
・安定してトイカメラらしい写真を撮れるが、逆に言えば誰でも同じカンジになるし、いつでも似たような描写になる
・内蔵メモリがあるが、SDカードを別途買わないと実際には使えない
・取説等は全て英語
・サポートなし
・構図をしっかり決めて撮れない
・電池の消耗が早い
・操作音がうるさい
・内蔵メモリがあるが、SDカードを別途買わないと実際には使えない
・取説等は全て英語
・サポートなし
一般的なコンデジに比べてBadな点 ・撮影日時が記録されない
・モニターが見づらい(細かい確認は出来ない)
・フラッシュがない
・セルフタイマーがない
・撮影モードがない
・露出やISO感度設定が出来ない
・動画の撮影が出来ない
・撮影日時が記録されない
・撮影した画像を確認出来ない
・フラッシュがない
・撮影モードがない
・露出やISO感度設定が出来ない
・動画の撮影は出来るが音声は記録できない
・撮影日時が記録されない
・撮影した画像を確認出来ない
・フラッシュがない
・撮影モードがない
・露出やISO感度設定が出来ない
・動画の撮影は出来るが音声は記録できない
持ち歩き方 【写真】ローライフレックス ミニデジを首からぶら下げている様子。
付属のストラップがあるので、基本は首からぶら下げ、だと思われます。

でも、自分以外で見たことはないです(笑)。

【写真】ビスタクエスト VQ1005をキーチェーンでバッグに付けた様子。
キーチェーンがついてますので、バッグとかズボンとかにぶら下げることが出来ると思います。

でも、キーチェーンでぶら下げてるとなくなりそうなので、、、自分はポケットに入れて持ち歩くことが多いです。こういう話題を見かけたことはないですが、たぶんカバンとかポケットとかが多いのではないでしょうか。

【写真】ビスタクエスト VQ3007をストラップで手首からぶら下げている様子。
普通のコンパクトデジカメのような付属のストラップがついているので、メーカー的には手首にひっかけるとかを想定していると思われます。

でも、自分の場合はそんなに頻繁に使うこともないですし、自分の格好とミスマッチな色やデザインなので、、、やはりポケットに入れて持ち歩くことが多いです。

充電池の利用可否

【写真】CR2リチウムイオン充電池を2つ並べてvitar クローズアップレンズで撮影。
※自分は、LISUNという中国メーカーのものを購入して使用中。通常のCR2電池と形状が微妙に違ったりしますが、今のところ特に大きなトラブルもなく使えています。詳細はこちら

【写真】VistaQuest VQ1005の電池を装着した部分をカバーを外してvitar クローズアップレンズで撮影。
※自分は、eneloop(エネループ)を利用中。
自分は、特に問題なく使えていると思いますが、画像に線が入るなどのトラブルがあるようなので、注意が必要だと思います。

【写真】VistaQuest VQ3007の電池を装着した部分をカバーを外してvitar クローズアップレンズで撮影。
※VQ1005同様、自分は、eneloop(エネループ)を利用中。ただし、起動しても撮影が出来なかったり(シャッターボタンを押しても反応しない)、すぐに電池残量不足の警告が出て円滑に撮影出来ないときがしばしばあります。eneloop(エネループ)のせいだと断定は出来ませんが、付属の電池を使うとキビキビした操作が出来ることは確認しているので、eneloop(エネループ)が原因の可能性は高いと思っています。なお、画像自体には影響はないです。

専用アクセサリー 自分が確認したのは2つ。
・ケース
・ストラップ
未確認 未確認
楽しみ方
改造例
・各種レンズの装着
 ※携帯用などの流用
・自作ストラップ
・自作ケース
・グニャリ撮影
各種レンズの装着
 ※携帯用などの流用
電池長持ち仕様
マクロモード仕様
・焦点距離変更
・描写特性変更(サイケ仕様とか)
・グニャリ撮影
・露出狂わし撮影
CatCam(猫に装着)
各種レンズの装着
 ※携帯用などの流用
電池長持ち仕様
マクロモード仕様
・グニャリ撮影
・露出狂わし撮影

3.それでも迷うあなたに(笑)

この世界、無い物ねだりというか、いつしかコレクターのように、次から次へと違うカメラとかレンズを買う人を散見するので(自分も片足突っ込んでますが)、新たなトイデジを買おうと考えている方はもちろん、初めてのトイデジを何にしようか迷っている方も含めて、自分なりにまとめてみたいと思います。自分を制御する意味も含めて(笑)。

目的をハッキリさせてはいかがでしょうか?

2台目以降のトイデジを買うつもりの方には、釈迦に説法、あるいは馬の耳に念仏かと思いますが(笑)、せっかく買ったのに、あまり撮影していない方もちらほら見受けられます。

もしくは、撮影してるけど(撮影してたけど)、思ったような写真が撮れないので公開していない(飽きてしまった、諦めてしまった)、という方も多いと思います。

コレクターを自認する方ならそれはそれでよいと思うのですが、中には、あの人と同じトイデジなら、あの写真を撮ったトイデジなら、別のトイデジなら、誰も使ったことのないトイデジなら、、、もっとイイ写真が撮れるんじゃないか、あっと言わせる写真が撮れるんじゃないか、と思っている方もいるかと思うのです。

人様のイイ写真を見ると、カメラのせいにもしたくなります(笑)。
楽してイイ写真が撮れるなら、そうしたいもんです(笑)。

でも、そういう方は、ここで公開している比較写真をよく見てみてください。

どのトイデジでも、フツーにそのへんをパシャパシャ撮れば、大した写真にはならないのです(笑)。
誰が撮っても、です。

もちろん、同じ被写体でも、時間を変えたり、構図を変えたり、道具やテクニックを駆使したり、はたまた何かしらの偶然で、もっとイイ写真は撮れます。

ですが、それは、単純にカメラを変えて実現出来るものではないワケです。当たり前ですが。。

何だか説教じみてきましたが、、、要は、一体何のためにトイデジを買うのですか?ってことです。

自分の一番のお気に入りは言うまでもなくミニデジで(笑)、なぜミニデジが一番自分に合っていると思ったのかは前述の表にある通り、作品作りが主目的ではなく、気軽に持ち歩いて、一眼レフとか高性能なコンデジとかで撮るまでもないようなちょっとした日常の記録やスナップ写真を、トイカメラ的な描写で楽しめること。これが一番の目的であり、ミニデジが一番合っている部分です。

ミニデジは、常時首からぶら下げるので荷物になりませんし、撮りたいと思ったときに比較的早く撮影出来ますから一番都合がよいのです。

そして、話のネタとしてよいし、持ち歩いていてオシャレなので、ただ単に持ち歩くことを楽しんでます。これはミニデジ以外では考えられない部分です。

他にも細かいものはいろいろありますが、大体そんなところです。

そんなワケなので、自分の場合、別に大した写真じゃなくても、記録という観点、何かを伝えたいという観点で意味があると思えば、どんどんFlickrにアップします(全てアップすると膨大すぎるので、、、チョイスはしています)。

ミニデジ以外の一眼レフとかコンデジで撮ったものも同様にアップしていますが、ミニデジの場合は、トリミングも色補正も一切ナシでアップしてます。

ちょっとした記録的な写真でも、本当は少しでも格好つけたいんですけどね。

というワケで、随分と長くなりましたが、、、

「目的をハッキリさせて選んではいかがですか?」
「トイデジは基本おもちゃですから、もっと気軽に楽しんではいかがですか?」

ということを、お節介ながら最後にお伝えしておきます。

それぞれ個性があるトイデジですので、いろんな角度から検討してみてくださいね。