ミニデジレビュー

Taken with a Canon EOS 5D

【写真】撮影した画像を確認中のミニデジを上から撮影。

発売から3年半以上も経っているのに加え、購入してから3ヶ月も経つので今更過ぎますが(笑)、ミニデジに関する細かい情報がまとまったものがないように感じたので、写真自体はこれまでの写真を見ていただくとして、撮影手順を追いながら、主に外観や操作部分を中心にレビューを書いてみます。

1.撮影準備

1)ピントフードの持ち上げとクランク引き出し

ミニデジは、上部にあるモニターを覗きながら構図を決め撮影します。

そのためには、まず、上部にある折り畳み式のピントフードを持ち上げる必要があります。

【写真】撮影を前に、折り畳み式のピントフードを持ち上げる前後のミニデジ。

そして、自分の場合はいつでもスグに撮影出来るよう、
クランクを引き出し、撮影出来るように巻き上げておきます。

2)電源ON

先に電源を入れても別に構わないのですが、、、
続いてミニデジの右横にある電源スイッチを押し、
電源をONにします。

電源を入れた直後、モニターには「WELCOME」と表示がされます。

【写真】ミニデジを右横から撮影。電源スイッチがあるのがわかります。

ちなみに、電源を入れてからモニターが表示されるまでは
結構時間がかかるので、あまり急な撮影は出来ません。。

なので、この時間にクランクの巻き上げをすることも多いです。

また、シャッターはスグに切れますが、
モニターにきちんと表示される前にシャッターを切ると
真っ白に写ったりするので要注意です。。

2.撮影態勢のミニデジ

電源を入れ、被写体を前に撮影態勢のミニデジ。
上部のモニターを見ながら構図を決めます。

【写真】被写体を前に撮影態勢のミニデジ。

手持ちでなく、置いて撮影したのでちょっと不自然なカンジですが、、、
ミニデジは上からモニターを覗きながら撮影するスタイルであることが
何となくは理解出来ると思います。

ちなみに、被写体は大学の頃に買ったPENTAXの一眼レフカメラです。

3.構図を決める(撮影時のモニター)

撮影時のミニデジのモニターですが、下記のようなカンジになります。

【写真】撮影時のミニデジのモニターを図解した写真。

ご覧の通り小さいモニターで解像度も低いですし、
色再現性も乏しく、細かい確認は出来ません。

また、撮影枚数とかいろいろな表示が伴うので、
余計なものがそれらに隠れて見えなかったりして、、、
結構構図を決めにくいです。

ちなみに、ミニデジの解像度モードは、

  • H(1760×1760ピクセル)
  • N(1200×1200ピクセル)
  • S(640×640 ピクセル)

の3タイプがあるのですが、
高解像度モードの「H」は純粋な解像度ではなく画像補間によるものであり、
また、印刷して使うことを想定していないので、
自分は基本的に標準解像度の「N」で撮影しています。

4.撮影!

構図を決めたら、いよいよ撮影です。
シャッターボタンは、前面の右下にあります。

【写真】ミニデジのシャッターボタンを前と右横から撮影。

クランクが巻き上げてあれば、
シャッターボタンを押して撮影します。

5.画像データの記録

取説にも詳しく書かれていないので、、、
タイミングを掴めずとまどったのがこの部分です。

【図解】ローライフレックス ミニデジでシャッターを切ってから画像データを保存するまでの流れ

モニター上では、

  1. シャッターを切る
     ↓
  2. 暗転
     ↓
  3. 「BUSY(使用中)」表示

のように表示が変わるのですが、
シャッターを切ってからいつまでじっとしている必要があるか、
よくわからなかったのです。

6.撮影画像の確認

ミニデジで撮影した画像は、モニターで確認したり、
モニターを見ながら削除することが出来ます。

1)モードボタンにて切り替え

モニターで確認するにあたり、
まずはモードボタンを押して、モードを切り替える必要があります。

【写真】撮影した画像を確認するためのモードボタンをミニデジの前面と左横から撮影。

2)撮影画像の確認

モードを切り替えると、微妙ですが表示項目が変わります。

【写真】ミニデジで撮影後、撮影した画像をモニターで確認している状態を上から撮影。

背面のボタンで画像を切り替えながら、
画像を確認していったり、不要な画像を削除することが出来ます。

ちなみに、自分の場合ですが、
基本的に画像を確認したり、削除したり行うことはないです。

SDカードがいっぱいになってしまったときに
不要な画像を削除するために数回使ったくらいで、
画像を確認する代わりに数枚追加撮影をする、
削除はPCに取り込んでからする、というのが基本です。

現在は1GBのSDカードを使っているので、
撮影枚数を気にせず、とにかくバシバシ撮る方向になっています(笑)。

まとめ

ミニデジを撮影手順を追いながら見てきましたが、
フツーのデジカメ、トイデジとは大分違うことがわかったのではと思います。

  1. 電源入れてから撮影までに時間がかかる
  2. 撮影からデータの記録までに時間がかかる
  3. モニターが小さいので、撮影枚数表示などが構図を決めるのに邪魔になる

という3点が、個人的には少々気になるトコロではありますが、
上から覗きながら撮影するスタイルとか、
クランクを巻き上げて撮影しないといけないとか、
個性的で面白いカメラだなぁと満足しています。

使ったことがない方には、
クランクの巻き上げが面倒な動作に感じるかもしれませんが、
意外にそんなことがないから不思議です。

撮影前後のタイムラグがあるので、
むしろそこにイライラせずにちょうどよかったり(笑)、
その動作を楽しんでる自分がいます。

個人的に、ミニデジがフツーのデジカメと違うと思うのが、

  1. 所有していることに対する喜び・満足感があるトコロ
  2. タダ持ち歩くだけでも楽しいトコロ
  3. 独特の撮影スタイル(で撮影すること)が楽しいトコロ

の3点なのですが、特に「3」はミニデジならではなので、
是非一度体験して欲しいなぁと思うトコロです。